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教師のNG思考
JPY 1,980.00
東洋館出版社
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こんな経験はありませんか?○尊敬する先輩教員2人から異なるアドバイスをされた 「いざというときには、しっかりと叱れることが子どもの信頼につながるんだよ」 「どんなときでも叱ることは良くないよ。自立心を奪ってしまうからね」○本によって、書かれている内容が正反対だった 「すべての子どもが安心して学習できるように、あくまでも教師主導の丁寧な指導が基本である」 「教
師は前に出ず、子どもの自主性を尊重した方がよい。トラブルが起きても子どもにとってはいい経験である」一体、どちらが「正解」なのでしょうか?主張は正反対ですが、教育においては実はどちらも「正解」です。目の前にいる子どもの状況、学級の雰囲気、さらには教師の人柄など、さまざまなファクターに左右され、そのときの「正解」が変わるからです。このように教育に絶対的な正解はありません。しかし、避けるべき不正解はあります。子どもをしっかりと成長させられる教師になるためのカギは、正解ではなく、むしろ不正解——「NG思考」の方にあるのです。誰もが陥ってしまう可能性のある、6つの「NG思考」本書で扱う「NG思考」は6つです。〇思わず誰かのせいにしてしまう 他責思考〇手段がいつの間にか目的になってしまう 手段の目的化思考〇成長を阻害してしまう 「横並び・安定・事なかれ」思考〇柔軟性に欠けてしまう 極論思考〇成果が出にくくなってしまう 無自己分析思考〇子どもの可能性を狭めてしまう 学校内価値過大視思考一見すると、どれもあまりにも「NG思考」であることが明らかすぎて、「さすがに自分は大丈夫だろう」と思ってしまうものばかりでしょう。しかし、これらは、気が付かないうちに陥りやすい「NG思考」ばかりなのです。例えば、「褒める」という行為。「NG思考」とほど遠いように見えますが、場合によっては褒めることでかえって、教師の価値を押し付け、子どもの可能性を狭めてしまうことも……。本書では、このような例を「学校内価値過大視思考」と呼び、「早く行動できること」「教師の言いたいことをすぐに理解できること」「板書をノートに丁寧に写せること」が学校内では評価されやすい事柄だと紹介しています。このように「NG思考」には、「よかれと思って」や「熱心であるがゆえに」陥ってしまう側面があるのです。教師も子どもも前向きに成長していくために「NG思考」に陥るのは、ある種の防衛機制と言えます。先生には子どもが好きで責任感が強く、熱心な方が多いです。熱心であるがゆえに、なにか問題やうまくいかないことが起きたとき、自分の心を守るために「NG思考」に陥ってしまうようです。「NG思考」に一度陥ると、抜け出すのに苦労します。それは「なぜ、うまくいかないのか」「どうやったら改善できるのか」をうまく分析できない状況だからです。その原因を分析するためにも、改善に向かうためにも、まずは「NG思考」を知ることが大切です。「NG思考」を避けることで、子どもたちと自分なりの、そのクラスなりの正解に辿りつくことができます。「NG思考」を排して辿りついた「正解」は、目の前の子たちにしか通用しない「正解」かもしれません。しかし、それを模索し子どもと辿りつけるのが教師の喜びなのだと、著者である土居先生は語ります。さあ、あなたも「NG思考」を知り、子どもたちとともに、自分なりの「正解」に辿りつくための第一歩を踏み出しませんか?